この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第29章 番外編…何事も程々に!
私はここに来てからずっとベンチに座って2人の様子を眺めるだけ。
やっぱり男の子、もう疲れ知らずで
鬼ごっこしたりサッカーしたり…ずっと走り回ってるの。
もし子供が男の子だったら、こんな感じなんだね。
鏡也君のサッカーしてるとこも初めて見た。
クスッ…カッコいい!
リフティングもそれ何回目?ってくらいずっと続いてるの─凄い凄い!
「蒼士、ちょっと休憩するぞ、おいで」
「ふぅ~あ~疲れた」
2人とも汗びっしょり
フフッ、お疲れ様…
「鏡也君凄いねサッカー上手」
「だろ?惚れ直した?」
うん、凄くカッコ良かった!
見て!
蒼くんがリフティングやろうとしてる!
「これで暫く1人で遊ぶし…帰ったらぐっすりだ」
これは作戦だったの?
鏡也君の言った通り1人でも一生懸命リフティングをしようとしてて感動しちゃう。
クスッ……可愛いね。
その後もクタクタになるまで遊んで
帰る時は疲れすぎちゃって歩きながらウトウト
途中から鏡也君がおんぶして帰って来た。
「はぁ~走らせ過ぎた、蒼士…重いわ」
フフッ、疲れた?ご苦労様
蒼くんをベッドに寝かせてやっと一息
ふぅ~!
公園まで往復しただけなのにダルくて仕方ない。
ドサッ─私もちょっと休憩
ソファに寝転んだ。
「葉瑠も疲れた?」
うん、何もしてないのにね。
ちょっと張り切りすぎたかな
お腹が張ってきた。ふぅ~!
「どした?」
ぅん、ちょっと怠いだけ─あ、でも大丈夫。
「葉瑠も昼寝しよ」
そうだね、チビ怪獣くんが寝ているうちに
じゃ私も…
鏡也君が蒼くんを壁際に移動する。
「葉瑠はこっちな」フフッ、うん。