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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第29章 番外編…何事も程々に!
お腹を蹴られたら困るから鏡也君が真ん中
私を後ろから抱えて腕枕をしてくれる。
ほんとは向き合ってギュッってして欲しいけど
なんせお腹が大きくて苦しくなっちゃうから─
最近はこの体勢が定番。
「鏡也君?ありがとね」
「なにが?」
「今日の事」
1人で蒼くんの相手は無理だったもん。
「仕事、大丈夫?」
クスッ…「心配し過ぎ、葉瑠が思ってるより俺仕事が出来る奴だから」
それは分かってるけど─
「今日はいい運動になったよ」
うん。そうだね
「ちょっと休んで、また運動する?」
「もういいんじゃない?」
これだけ動いたらもう充分でしょ?
「俺と葉瑠が運動するんだよ」へ?
「前に蒼士を預かった時はヤッたじゃん」
やだ、忘れてたのに
蒼くんが起きちゃうからダメって言ったのに
(大丈夫だって、絶対起きないから…な?)
(ホントに?)
鏡也君の甘い囁きに負けちゃって─それから~
そうだよ!…
絶対起きないはずの蒼くんが起きちゃって
オモチャで叩かれたじゃない
「グッ…そうだった」クスッ
〝はぁ~あ、あとどんだけ我慢すればいいわけ?〟
う~ん、3ヶ月くらいかな?
「えぇ~3ヶ月も?」
シー!蒼くんが起きちゃうでしょ?
「あ、ごめん」
〝拷問だな〟クスッ…もう!
スースー、え?やだもう寝てるけど、早くない?
私もいつの間にか眠っちゃって─
ふと眼が覚めるともう夕方になっていた。
横になったせいか、お腹の張りも無くなって充電完了…よし起きよ!
鏡也君はまだ寝てるから腕からそっと抜け出して蒼くんを確認する─
大の字で熟睡、蒼くん異常なし。
さて…夕食作らなきゃ