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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第4章 さぁ帰ろう。

元々は鏡也君…のせいで
それを洋子さんが勘違いして──

おまけに、それをわざわざみんなに電話して報告したらしいの?

「おい洋子」
「ごめんほんとにごめん」


****
「なんだぁ洋子さんの早とちりか」
「「「アハハハハ」」」

「ごめ~ん」
「なんだよビックリしたわ」

みんな、だから今日集まってくれたの?
やだもうっ!

みんなはそれぞれに驚きの声。
でも鏡也君はちょっと違ったみたい…

私の隣に来て小さな声で話し掛けてきた。
「はる?ほんとに違うの?」

うん違うよ。───
「………///」

鏡也君…ありがとう。
凄く小さな声だったけど私にはちゃんと聞こえたよ。

(そうか、違ったのか?なんかガッカリだな)
鏡也君が…そう思ってくれただけで嬉しかったよ。

2人で顔を見合わせて苦笑い。


よし、じゃあみんな乾杯するぞ。
「葉瑠ちゃんも妊娠してるんじゃないなら飲むだろ、ほらっ」

私のお気に入り…ヒロちゃんのカクテル。

「これこれ~これが飲みたかったの」
「じゃみんなで乾杯だ」

「お帰り鏡也、葉瑠ちゃん!せっかくみんな集まったんだ今夜はみんなで騒ごうぜ~乾杯」

「「「かんぱ~い」」」

♪やっぱりここは最高♪

ボックス席に移動してみんなで大騒ぎ。
楽しくて楽しくて、つい飲みすぎちゃう。

あらもう無くなっちゃった。
空のグラスを持ってカウンターに──

「葉瑠ちゃん俺にも」
「あっ俺も」はいは~い♪待ってね~。

みんなの分も纏めてオーダー

「ヒ~ロちゃん♪お願いします♪」
はいよ。ちょっと待ってな!

「私のは後でいいからね」

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