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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第30章 番外編…マタニティブルー!?
──**
「ここまで来ればもう大丈夫だな、もう普通の生活していいよ」

先生、ホントに?
はぁ~良かった!

「だからと言って走り回るんじゃないぞ、クスッ、無理はしないように」
「やだ、分かってますよ~♪」

洋子さんとヒロちゃんに感謝だな!
病院の付き添い
車の送迎
買い出しまで

鏡也君も仕事を休もうとしたけど
ヒロちゃんの有難いお言葉─
(何かあったら連絡するから…お前は仕事に行け)

すっかり迷惑掛けちゃって

待合室にいる2人に報告しなきゃ。

診察を終え2人の元へ…
「洋子さん、ヒロちゃん」
「終わった?…で、どうだったの?」
うん、もう動いて良いって!

「そうなの?はぁ~良かった」
「良かったな葉瑠ちゃん」

「もう、一時はどうなるかと思ったわよ…」
うんごめんね心配掛けて

洋子さんヒロちゃん、ありがとう。


そんなわけで─やっと安静解除になった。

もう嬉しくて…高橋先生の言葉じゃないけど
走りたい気分だよ。

何しようかな?
なんせずっと引きこもり生活だったから
ショッピングもしたいし外食にも行きたい!

そうだ、まずは
「今日ヒロちゃんのお店に行ってもいい?」
「いいけど、その前に電話しなくていいのか?」

あ、そうだった!
鏡也君に電話しなきゃ
きっと心配してる。

忙しいから出ないかもしれないけど

トゥルルルル
ピッ「葉瑠、どうだった?」え、早いね!
ワンコールで出てくれた。

「あのね、先生がもう動いていいって」
「そうか良かった」

だからね……
今日はヒロちゃんのお店に行ってもいい?
あ、帰りは…タクシーで帰るから心配しないで

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