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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第30章 番外編…マタニティブルー!?
鏡也君の許可も取ったし
じゃヒロちゃん運転お願いします!
フフ~♪フッフッ♪
「ご機嫌ね」─だって~!
病院以外の場所に出掛けるなんて2ヶ月ぷり
鼻歌だって出ちゃうよ。
それに……
「鏡也、なんだって?」
「早めに仕事抜けるから店で待ってろって」フフッ
「動けるから嬉しいのか?それとも鏡也が迎えに来るからか?」
やだヒロちゃん!
そんなの決まってるでしょ……
「どっちも」
「─フッ─あっそ」
ヒロちゃんが…
ドライブしながら帰ろうかって言ってくれた!
優しいねヒロちゃん
引きこもりだった私を喜ばそうとあちこち車で連れてってくれた。
「ヒロちゃん、こんな遠くまで来て大丈夫なの?」
「ん?ぇ、ヤベッ…帰らなきゃ」
「洋子なんで言わないんだよ」
「だって、もしかしてお店休むのかなって思うじゃない」
やだ、私のせい?
2人とも仲良くしてね!
暫くヒロちゃんが愚痴を洩らしてたけど私は聞こえないふり
久しぶりの外の景色を眺めていた!
「ほらっ着いたぞ」は~い♪
わぁ~懐かしい…って事はないか、フフッ、
自分のテンションの高さに笑っちゃう。
ボックスシートに座るように言われて急いで開店準備をする2人を眺めていた!
「後で飯作ってやるから、待ってろ」
は~い。
洋子さんがモップで床磨き
「葉瑠ちゃん足」あ、はいはい…邪魔ね!
靴を脱いで足を投げ出した。
「手伝おっか?」
「結構よ」そう?フフッ
ゴロンとシートに寝転ぶと…催眠術にでも掛かったみたいに力が抜けてくる!
「ふぁ~!」
毎日の習慣って怖いね。
横になると頭がお休みにモードになるみたい。
眠くなってきた!