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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第30章 番外編…マタニティブルー!?
***
「葉瑠ちゃん飯だぞ、あれ?」あらら
せっかく作ったのに寝てんじゃん!
「なにどうしたの?」
「見てみこれ」あら!
開店準備を終えて急いで作ったけど間に合わなかったか。
可愛い妹がボックスシートで眠っていた。
丸くなって眠る姿が子供みたいで…
こりゃ鏡也が溺愛するはずだわ。
「安心したのね…」
そうだな、鏡也は仕事で遅いし
毎日マンションに1人で寂しかったろうに
このまま寝かしといてやろう!
─//
カランカラン
「ハァハァ、ごめん遅くなった…」
早く来るつもりが抜け出せなくてさ
それでも急いで来たつもりなんだけど…
「あれ葉瑠は?」
店に葉瑠の姿が見当たらないけど。
もしかして怒って1人で帰った?
「…ん!…」…なに?
ヒロちゃんが顎で合図を送ってきた。
視線がボックスシートに向けられる。
え、後ろ?
1番端のボックスシート
あれ、ん?葉瑠?
あ!…葉瑠がボックスシートで眠ってる!
「葉瑠に何かあった?」
いや!何も
「眠いんだとさ、クスッ」
そこへ洋子さんもやって来た。
「1度起きて食事をしたのよ、だけど…また…」
クスッ……そうか。
身体もだけど葉瑠は精神的にキてから
2ヶ月だもんな。
ちょうど俺の仕事も忙しくなった頃だったし
動けないうえに日中は話し相手もいないから…
メソメソしたりイライラしたり
最初の頃は、
〝何にもしないで寝てればいいなんて最高〟
なんて余裕だったけど長くなるとやっぱり…
退屈だし、心に余裕がなくなってきて
感情的になったり
俺もバカだからさ…つい、いつもの調子で─
(葉瑠、今日は何してた?)
「葉瑠ちゃん飯だぞ、あれ?」あらら
せっかく作ったのに寝てんじゃん!
「なにどうしたの?」
「見てみこれ」あら!
開店準備を終えて急いで作ったけど間に合わなかったか。
可愛い妹がボックスシートで眠っていた。
丸くなって眠る姿が子供みたいで…
こりゃ鏡也が溺愛するはずだわ。
「安心したのね…」
そうだな、鏡也は仕事で遅いし
毎日マンションに1人で寂しかったろうに
このまま寝かしといてやろう!
─//
カランカラン
「ハァハァ、ごめん遅くなった…」
早く来るつもりが抜け出せなくてさ
それでも急いで来たつもりなんだけど…
「あれ葉瑠は?」
店に葉瑠の姿が見当たらないけど。
もしかして怒って1人で帰った?
「…ん!…」…なに?
ヒロちゃんが顎で合図を送ってきた。
視線がボックスシートに向けられる。
え、後ろ?
1番端のボックスシート
あれ、ん?葉瑠?
あ!…葉瑠がボックスシートで眠ってる!
「葉瑠に何かあった?」
いや!何も
「眠いんだとさ、クスッ」
そこへ洋子さんもやって来た。
「1度起きて食事をしたのよ、だけど…また…」
クスッ……そうか。
身体もだけど葉瑠は精神的にキてから
2ヶ月だもんな。
ちょうど俺の仕事も忙しくなった頃だったし
動けないうえに日中は話し相手もいないから…
メソメソしたりイライラしたり
最初の頃は、
〝何にもしないで寝てればいいなんて最高〟
なんて余裕だったけど長くなるとやっぱり…
退屈だし、心に余裕がなくなってきて
感情的になったり
俺もバカだからさ…つい、いつもの調子で─
(葉瑠、今日は何してた?)