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秘恋~ヒメコイ~
第2章 #1
一次会が終わって、二次会のお店に向かう途中、話が弾んだ相手に「抜け出さない?」と誘われた。
感じのいい人だったし、深く考えないままついて行ってしまった。
どんどん怪しげな通りに入っていってる気がする。
さすがにヤバいと気がついて、「やっぱり帰る」とその場から立ち去ろうとした。
「ここまで来て何言ってるの?そのつもりでついて来たんでしょ?」
いきなり腕を掴まれた。
「はぁっ?!違います……っ!」
振り解こうとするけれど、どんどん引っ張られてしまう。
……これはマズい!
思いっきり息を吸い込んで、大声を張り上げようとした瞬間 ──。
「離せ」
「いった……っ!なにすんだよ!」
私の腕を掴んでいた男の腕は捻りあげられていた。
「お前、バカか」
私を『バカ』呼ばわりするのはこの世でただ一人 ──。
感じのいい人だったし、深く考えないままついて行ってしまった。
どんどん怪しげな通りに入っていってる気がする。
さすがにヤバいと気がついて、「やっぱり帰る」とその場から立ち去ろうとした。
「ここまで来て何言ってるの?そのつもりでついて来たんでしょ?」
いきなり腕を掴まれた。
「はぁっ?!違います……っ!」
振り解こうとするけれど、どんどん引っ張られてしまう。
……これはマズい!
思いっきり息を吸い込んで、大声を張り上げようとした瞬間 ──。
「離せ」
「いった……っ!なにすんだよ!」
私の腕を掴んでいた男の腕は捻りあげられていた。
「お前、バカか」
私を『バカ』呼ばわりするのはこの世でただ一人 ──。