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秘恋~ヒメコイ~
第3章 #2
「何か食う?」
「いい。食欲ないし」
「コーヒーは?」
「………飲む」
しばらくして、直輝の淹れてくれたコーヒーを飲みながら、話を切り出した。
「ね……どうして会社辞めちゃったの?」
直輝が入社したのは大手の商社。
大学を卒業して、みんなで集まる時も仕事で来れないくらい忙しくしてて。
そう……真帆の三回忌だって七回忌だって仕事を理由に来てなかった。
だけど、圭吾と祐介の話だと、上司の信頼も得て上手くやってるって……。
直輝は頭が良くて、人の気持ちを掴むのが上手で、口は悪いけど、上には信頼されるタイプで…。
そつなく何でもこなせる器用なヤツだから、きっと会社でも出世してくんだろうなって思ってた。
会社を辞めるなんて……何があったの?
「いい。食欲ないし」
「コーヒーは?」
「………飲む」
しばらくして、直輝の淹れてくれたコーヒーを飲みながら、話を切り出した。
「ね……どうして会社辞めちゃったの?」
直輝が入社したのは大手の商社。
大学を卒業して、みんなで集まる時も仕事で来れないくらい忙しくしてて。
そう……真帆の三回忌だって七回忌だって仕事を理由に来てなかった。
だけど、圭吾と祐介の話だと、上司の信頼も得て上手くやってるって……。
直輝は頭が良くて、人の気持ちを掴むのが上手で、口は悪いけど、上には信頼されるタイプで…。
そつなく何でもこなせる器用なヤツだから、きっと会社でも出世してくんだろうなって思ってた。
会社を辞めるなんて……何があったの?