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秘恋~ヒメコイ~
第4章 #3
「おい………何やってるんだよ」
そこへ超不機嫌な顔の直輝が出てきた。
「これ、祐介から預かってきた」
携帯電話を差し出すと、直輝は黙って受け取った。
その瞬間、手が触れる。
「直輝、熱あるの?」
祐介の言っていたことと、直輝の手の熱さ。
何より、直輝の表情で体調が悪いことは明らかだ。
「病院行った?」
「行ってない」
「薬は?」
「ない。もういいだろ、帰れよ」
直輝はフラフラと家に入っていった。
「お兄ちゃん……やっぱり風邪引いてるんだ。私が学校から帰ったらお兄ちゃんがいたからヘンだと思ったの」
「お母さんは?」
「お仕事でいないの。お兄ちゃん……大丈夫かな」
シュンとする美月ちゃん。
そこへ超不機嫌な顔の直輝が出てきた。
「これ、祐介から預かってきた」
携帯電話を差し出すと、直輝は黙って受け取った。
その瞬間、手が触れる。
「直輝、熱あるの?」
祐介の言っていたことと、直輝の手の熱さ。
何より、直輝の表情で体調が悪いことは明らかだ。
「病院行った?」
「行ってない」
「薬は?」
「ない。もういいだろ、帰れよ」
直輝はフラフラと家に入っていった。
「お兄ちゃん……やっぱり風邪引いてるんだ。私が学校から帰ったらお兄ちゃんがいたからヘンだと思ったの」
「お母さんは?」
「お仕事でいないの。お兄ちゃん……大丈夫かな」
シュンとする美月ちゃん。