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秘恋~ヒメコイ~
第4章 #3
「今からお姉ちゃんがお薬買ってくるから、大丈夫だよ!」

「私も行く!」

「………そっか。じゃあ一緒に行ってくれる?」


私は直輝にメールをして、美月ちゃんと家を出た。

近くのドラッグストアで、風邪薬と冷えピタとポカリを買う。


「お兄ちゃん……ご飯食べてないみたいなんだ」

「そうなの?じゃあ……お姉ちゃんと一緒に作ろうか」

「うん♡」


そのままスーパーに行って、食材を買った。


「お兄ちゃん……早く元気になればいいな」

「美月ちゃん、お兄ちゃんのこと好きなんだ」

「うん!カッコいいし!口は悪いけど、優しいから」



……ぷっ!妹に口悪いって言われてるし。


「確かに、口悪いよね」

「でもそれって ” 照れ隠し ” なんだって。お母さんが言ってた」

「あはは。そっか」

「好きだからつい意地悪言っちゃうんだって。コドモだよね」
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