この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘恋~ヒメコイ~
第5章 #4
「そんなに見つめられるとさすがに照れるんだけど?」
水沢さんが照れくさそうに笑った。
「すみません……」
「いいけど…俺じゃ役不足?」
「え?」
「秋月のパートナーとして」
「……そんなこと」
「長期戦覚悟で秋月を落とすことにするよ」
そう宣言されて、私は何も言えなくなってしまった。
水沢さんみたいな人にこんな風に言ってもらえて、普通の女の人なら喜ぶんだろう。
付き合って、結婚して ──。
私が望めば、そんな未来もあるのかもしれない ──。
でも……どうしてなの?
直輝の顔ばかり浮かぶ。
私……どうしちゃったんだろう……。
こんな時にどうして……?
水沢さんが照れくさそうに笑った。
「すみません……」
「いいけど…俺じゃ役不足?」
「え?」
「秋月のパートナーとして」
「……そんなこと」
「長期戦覚悟で秋月を落とすことにするよ」
そう宣言されて、私は何も言えなくなってしまった。
水沢さんみたいな人にこんな風に言ってもらえて、普通の女の人なら喜ぶんだろう。
付き合って、結婚して ──。
私が望めば、そんな未来もあるのかもしれない ──。
でも……どうしてなの?
直輝の顔ばかり浮かぶ。
私……どうしちゃったんだろう……。
こんな時にどうして……?