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夜は短し輝け乙女
第4章 危ない関係
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「あのさ…千裕」
「はい。なんでしょうか」
「俺ら2人だけってわかってる?」
「……あ、そういえばそうですね」
「わかってなかったんだ……じゃあ…」
言葉が途切れた後、海音の顔は私の目の前にあった。
「……えっ……」
突然のことに理解が追いつかず、数秒後にキスされたのだと気づいた。
「もしかしてキス初めて?」
「………」
「初めてなんだ。ふぅーん。やっぱり千裕は純粋だったか」
ここが学校でなければ、ぎゃあああ、と叫んでいただろう。落ち着くことで精一杯だった。
…というか純粋に決まっている。私はそんなふしだらな女ではない。海音に唇を奪われてしまったなんて……顔から火が出そうだ。
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