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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
そうして、1時間くらいだろうか。その短い程の、密会にも似た禁忌の事態には時間はやはり限られている。
「じゃぁまた。夜。」
「…ッ…ループ!」
そういうと背中から巻き付いたカロン。
「…?どうした?」
「……ッ」
「ごめんね…何か、ループが消えちゃいそうで…そんなわけ無いのにね。」
「消えないよ。もし俺が消えるようなことがあるならカロンも連れて行く。1人になんてしないよ」
小さく笑いながらもカロンの腕を緩めた。そして、夜の約束の時間まで、互いはそれぞれの時を過ごしていた。
そうして、その時がやってきた。
コンコン…
「どうぞ」
部屋の中に招き入れたルーペント。カチャリと用心に鍵をかける。
「じゃぁまた。夜。」
「…ッ…ループ!」
そういうと背中から巻き付いたカロン。
「…?どうした?」
「……ッ」
「ごめんね…何か、ループが消えちゃいそうで…そんなわけ無いのにね。」
「消えないよ。もし俺が消えるようなことがあるならカロンも連れて行く。1人になんてしないよ」
小さく笑いながらもカロンの腕を緩めた。そして、夜の約束の時間まで、互いはそれぞれの時を過ごしていた。
そうして、その時がやってきた。
コンコン…
「どうぞ」
部屋の中に招き入れたルーペント。カチャリと用心に鍵をかける。