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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
「…カロン…」
座り込んだカロンを抱き締めるべく床に膝まつき、抱き寄せた。
「カロンの事、不幸にしないですむのは、カルマに委ねるしかない。」
「ループが居なくちゃ私は幸せになれない。」
「軍法会議にかかるとなると、俺はきっと消される。そうすると、さっきのカルマじゃないけど、カロンは1人になる。それどころか、最悪の場合…」
「ループ!」
話しを遮るようにカロンは強引に唇を重ねてルーペントの言葉を遮った。
「最悪な場合とか…禁忌だとか…そんな事今更だよ。消滅するなら私も一緒に消滅する。…ループ1人の問題じゃないよ?」
「カロン…」
「私だってループに守られてばかりじゃない。そんな弱い子じゃないよ。」
そういうカロンを優しく抱き締めたルーペントは、ありがとうと呟き笑いかけた。
座り込んだカロンを抱き締めるべく床に膝まつき、抱き寄せた。
「カロンの事、不幸にしないですむのは、カルマに委ねるしかない。」
「ループが居なくちゃ私は幸せになれない。」
「軍法会議にかかるとなると、俺はきっと消される。そうすると、さっきのカルマじゃないけど、カロンは1人になる。それどころか、最悪の場合…」
「ループ!」
話しを遮るようにカロンは強引に唇を重ねてルーペントの言葉を遮った。
「最悪な場合とか…禁忌だとか…そんな事今更だよ。消滅するなら私も一緒に消滅する。…ループ1人の問題じゃないよ?」
「カロン…」
「私だってループに守られてばかりじゃない。そんな弱い子じゃないよ。」
そういうカロンを優しく抱き締めたルーペントは、ありがとうと呟き笑いかけた。