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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
次の日の朝、早くにエスパシオの遣いがルーペントの部屋にやってきた。身支度を済ませ、ルーペントはシーツにくるまるカロンを起こすことなく遣いに囲まれた状態でエスパシオの待つ場所に向かった。
「失礼します。」
そうして、入っていく。そこにはエスパシオを始め、サトゥルノ(土星)、ソル(太陽)、ティエラ(地球)など、主立った星を守護に持つトップ集団が集まっていた。
「うわ、すげぇメンツ…」
「口を慎め。アリアス・ルーペント」
ボソリと呟いただけの筈のルーペントの言葉はしっかりと遣いの者達の耳に届いていた。それでもどこか余裕のような飄々とした様子のルーペントを目の前にした星の主達は難しい顔を向けていた。
重たい口を開いたのはエスパシオだった。
「失礼します。」
そうして、入っていく。そこにはエスパシオを始め、サトゥルノ(土星)、ソル(太陽)、ティエラ(地球)など、主立った星を守護に持つトップ集団が集まっていた。
「うわ、すげぇメンツ…」
「口を慎め。アリアス・ルーペント」
ボソリと呟いただけの筈のルーペントの言葉はしっかりと遣いの者達の耳に届いていた。それでもどこか余裕のような飄々とした様子のルーペントを目の前にした星の主達は難しい顔を向けていた。
重たい口を開いたのはエスパシオだった。