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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
「そうするとお前は全てを失うことになるが?いいのか?」
「…クハ、何言ってるんですか?」
「お前!口の効き方に気をつけろ!」
「エスペラント様、俺はヌエバの地位を承けると今さっき言ったばかりです。ただ、自分の気持ちに嘘を吐く、目を背けると、いつ言いましたか?」
「何?」
「俺は、ヌエバの地位に就きます。そして、愛おしい存在も俺の手で守ります。」
「…本気か?」
「はい。カロンを、俺は唯一愛する絆を守ります。誰に何と言われようと。」
「そんな事!前例にない!」
「前例にないからどうだというのですか?前例になければ作ればいい。」
そう真っ直ぐに見つめたルーペントに言葉を失った主達。その沈黙を破ったのはやはり、ここ一番のエスペラントだった。
「…クハ、何言ってるんですか?」
「お前!口の効き方に気をつけろ!」
「エスペラント様、俺はヌエバの地位を承けると今さっき言ったばかりです。ただ、自分の気持ちに嘘を吐く、目を背けると、いつ言いましたか?」
「何?」
「俺は、ヌエバの地位に就きます。そして、愛おしい存在も俺の手で守ります。」
「…本気か?」
「はい。カロンを、俺は唯一愛する絆を守ります。誰に何と言われようと。」
「そんな事!前例にない!」
「前例にないからどうだというのですか?前例になければ作ればいい。」
そう真っ直ぐに見つめたルーペントに言葉を失った主達。その沈黙を破ったのはやはり、ここ一番のエスペラントだった。