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イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心
「アリスに聞きたいことがあるんだ。ヌエバ様に言われたよ。ガキだって。…オレはそんなにガキに見えるか?」
「…えと、…ガキって言うか、…なんだろ…」
「はっきり言ってくれて構わない」
「…子供っぽい所はある…かも知れない。……かな?」
そう言う雅の顔は少し緊張気味にも見えていた。ユトはぶっきらぼうな口調で、両手を組んで下から見上げた。
「そうか。…オレは……オレの方こそごめん。いきなり…その、…キス…」
途切れ途切れにも謝るユト。そんな不器用な謝罪に雅はなんだか可笑しくなってしまったのか、クスクス笑いだしてしまった。
「…笑い事じゃ…ねぇ。」
「だって。…クスクス…」
「…ッ」
「……ごめんね?」
「…えと、…ガキって言うか、…なんだろ…」
「はっきり言ってくれて構わない」
「…子供っぽい所はある…かも知れない。……かな?」
そう言う雅の顔は少し緊張気味にも見えていた。ユトはぶっきらぼうな口調で、両手を組んで下から見上げた。
「そうか。…オレは……オレの方こそごめん。いきなり…その、…キス…」
途切れ途切れにも謝るユト。そんな不器用な謝罪に雅はなんだか可笑しくなってしまったのか、クスクス笑いだしてしまった。
「…笑い事じゃ…ねぇ。」
「だって。…クスクス…」
「…ッ」
「……ごめんね?」