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イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心
「慌ててたって…もしかしてヤラかしたのかな!」
「うっそぉ!」
そうして、話していた会話を聞いていたユトと雅。
『なぁアリス…やらかしたって何か心当たりは?』
『…1つあるけど。それは久我君に限ってあり得ないよ。』
『何だよ、それ。』
『…着服系……』
そう言う雅の目はどことなく寂しげに見えた。そんな雅を見つめていたユトはペトっと膝に手を置いた。
『理由はどうであれ、アリスの前から居なくなるなんてオレは納得できない。訳くらい聞かなきゃ。』
『ユト…』
『大丈夫だ。夜までには見つけてやる。約束1つ守れない奴じゃねぇんだろ?』
髭をピンと貼りながら口角を上げ、金色の目を見開いたユト。その姿、表情はいつも雅の心を安心させていた。
「うっそぉ!」
そうして、話していた会話を聞いていたユトと雅。
『なぁアリス…やらかしたって何か心当たりは?』
『…1つあるけど。それは久我君に限ってあり得ないよ。』
『何だよ、それ。』
『…着服系……』
そう言う雅の目はどことなく寂しげに見えた。そんな雅を見つめていたユトはペトっと膝に手を置いた。
『理由はどうであれ、アリスの前から居なくなるなんてオレは納得できない。訳くらい聞かなきゃ。』
『ユト…』
『大丈夫だ。夜までには見つけてやる。約束1つ守れない奴じゃねぇんだろ?』
髭をピンと貼りながら口角を上げ、金色の目を見開いたユト。その姿、表情はいつも雅の心を安心させていた。