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イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心

ベンチに座りながら2人でバウムクーヘンを食べ、飲み物を飲んでいたときだった。もう一組のカップルが公園内に入ってきた。
「…あれ…久我…君?」
「…マジかよ…」
「ユト?」
そうしていると、相手も気付いた。
「あれ?…君…ッ!!」
「聖君?誰?友達?」
「あ、うんまぁ…」
「……ッ」
俯いた雅。久我の目にははっきりと映るものの、やはり一緒にいる女性の目には映らないらしい。
「ちょっと待ってて?」
「え?なぁになぁに?」
「あのさ、有栖川さんに会ったら伝えてくれない?」
「…は?」
「やっぱりもう手伝えないしさ、仕事も変えたし、付きまとうのは止めてって。」
「…久我!」
掴み掛かろうとするユトを雅は止めた。その制止でユトの動きは止まる。
「…あれ…久我…君?」
「…マジかよ…」
「ユト?」
そうしていると、相手も気付いた。
「あれ?…君…ッ!!」
「聖君?誰?友達?」
「あ、うんまぁ…」
「……ッ」
俯いた雅。久我の目にははっきりと映るものの、やはり一緒にいる女性の目には映らないらしい。
「ちょっと待ってて?」
「え?なぁになぁに?」
「あのさ、有栖川さんに会ったら伝えてくれない?」
「…は?」
「やっぱりもう手伝えないしさ、仕事も変えたし、付きまとうのは止めてって。」
「…久我!」
掴み掛かろうとするユトを雅は止めた。その制止でユトの動きは止まる。

