この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心

雅の方をちらりとみるものの、居ないものとしてユトに言葉を告げると久我は一緒にいた女の子と公園内を通り抜けて、出て行った。そんな中残された雅とユト。
「…アリス、何で止めた?」
「…ッ……」
「アリス!」
「もう良い…」
「ふざけんなよ!」
「もぉいいっ!」
「アリス…?」
珍しく声を張り上げた雅。そんな雅の目からは涙が溢れ出しそうに溜まっていた。
「もぉ…いいんだよ…」
「…何がいいんだよ…」
「もう…生き返れないで良い。」
そう呟いた雅。そんな雅をそっと抱きしめたユトは、包み込む様に抱きしめていた。
「…ユト……離して…」
「イヤだ。」
「…お願い…優しくしないで。……ッ」
「うるせぇよ、黙ってろ」
「…アリス、何で止めた?」
「…ッ……」
「アリス!」
「もう良い…」
「ふざけんなよ!」
「もぉいいっ!」
「アリス…?」
珍しく声を張り上げた雅。そんな雅の目からは涙が溢れ出しそうに溜まっていた。
「もぉ…いいんだよ…」
「…何がいいんだよ…」
「もう…生き返れないで良い。」
そう呟いた雅。そんな雅をそっと抱きしめたユトは、包み込む様に抱きしめていた。
「…ユト……離して…」
「イヤだ。」
「…お願い…優しくしないで。……ッ」
「うるせぇよ、黙ってろ」

