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イタズラな満月(フルムーン)
第11章 8th moon…温もり
そう言うユトは、雅の頭をそっと撫でた。
「…ッ……」
「アリス…泣いて良い。」
「…泣くもんか…泣かないよ!」
「泣けばいい。」
「…ッズ…泣かない…」
そう言いはる雅をそっと抱きしめ直したユトは、背中に腕を回していた。
「オレ、みないから。泣いてるところなんざ見ないで居てやるから。」
「…ユト…そう言う問題じゃない…」
「そんなくらいの問題だろ。…泣いちまえ…アリス…平気だから。」
「…お願い……優しくしないで…」
「…ッ」
「お願い…もう…裏切られたりするの…1人になるの嫌だ…」
「バカ…」
そっと力を込めたユトはそのまま雅の耳元で囁いた。
「1人にはしねぇよ。」
「うそつき…」
「嘘じゃねぇ。」
「…ッ……」
「アリス…泣いて良い。」
「…泣くもんか…泣かないよ!」
「泣けばいい。」
「…ッズ…泣かない…」
そう言いはる雅をそっと抱きしめ直したユトは、背中に腕を回していた。
「オレ、みないから。泣いてるところなんざ見ないで居てやるから。」
「…ユト…そう言う問題じゃない…」
「そんなくらいの問題だろ。…泣いちまえ…アリス…平気だから。」
「…お願い……優しくしないで…」
「…ッ」
「お願い…もう…裏切られたりするの…1人になるの嫌だ…」
「バカ…」
そっと力を込めたユトはそのまま雅の耳元で囁いた。
「1人にはしねぇよ。」
「うそつき…」
「嘘じゃねぇ。」