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イタズラな満月(フルムーン)
第11章 8th moon…温もり
「もういいのよ。本来ならとっくに死んでるはずの命だし。」
「そんな事言うなよ…」
「…甘えてたのよ……私…いろんな人に…本体が死んだら、傷ついたら私戻れなくなるでしょ?」
「いかせやしない。」
そう言うとユトは雅の頭を抱え込むように、きつく抱きしめた。
「オレは…オレはそうやって諦める奴が嫌いなんだよ…諦めるなよ。…アリス…オレが何とかするから。」
「…みんなそう言う…」
「アリス?」
「みんな!みんなそうよ…久我君も、弥刀も…1人にしない!ずっと一緒!力になる!そう言ってきた!それなのに…」
「アリス…」
「もぉ疲れちゃったよ…信じる事…」
力も抜け、ユトに凭れ掛かったままきゅっと胸元の服を握りしめていた。
「そんな事言うなよ…」
「…甘えてたのよ……私…いろんな人に…本体が死んだら、傷ついたら私戻れなくなるでしょ?」
「いかせやしない。」
そう言うとユトは雅の頭を抱え込むように、きつく抱きしめた。
「オレは…オレはそうやって諦める奴が嫌いなんだよ…諦めるなよ。…アリス…オレが何とかするから。」
「…みんなそう言う…」
「アリス?」
「みんな!みんなそうよ…久我君も、弥刀も…1人にしない!ずっと一緒!力になる!そう言ってきた!それなのに…」
「アリス…」
「もぉ疲れちゃったよ…信じる事…」
力も抜け、ユトに凭れ掛かったままきゅっと胸元の服を握りしめていた。