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イタズラな満月(フルムーン)
第11章 8th moon…温もり
【慣例】を覆す、前例にないことをしに行く。それはただなら無い覚悟が必要だった。そんな事は生きる世界が違えど、雅にも解ることだった。
「ユト…」
「心配するな。オレは約束は守る」
「ユト…ッ!」
「ジェーナ、心配しないで良いよ。オレはちゃんと帰ってくる。ジェーナとアリスの元に。だから、行かせて?」
その時、ジェーナはびっくりした。今まで、こんな顔を見たことがなかったからだ。ユトにとって、雅の存在の大きさが、どれほどのものかなど、空を掴むほどの物だったが、今となってははっきりと解ったのだった。
「それ程の覚悟があるならもう、止めやしない。しっかりと話をつけておいで。ただし…エスペラントは手強いよ?」
「それがどうした。」
「ユト…」
「心配するな。オレは約束は守る」
「ユト…ッ!」
「ジェーナ、心配しないで良いよ。オレはちゃんと帰ってくる。ジェーナとアリスの元に。だから、行かせて?」
その時、ジェーナはびっくりした。今まで、こんな顔を見たことがなかったからだ。ユトにとって、雅の存在の大きさが、どれほどのものかなど、空を掴むほどの物だったが、今となってははっきりと解ったのだった。
「それ程の覚悟があるならもう、止めやしない。しっかりと話をつけておいで。ただし…エスペラントは手強いよ?」
「それがどうした。」