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イタズラな満月(フルムーン)
第11章 8th moon…温もり
にっと笑うユト。その顔を見た、ジェーナはため息を吐いた。
「解ったよ。だったら明日早朝に、出ればいい。それまでは傍にいてやるんだね。」
「言われなくても…」
雅に優しく笑いかけたユトと、その笑顔に少し戸惑う雅。それでも、今はただ、一人になりたくない。…その気持ちだけが雅の中でユトの存在価値、存在意義が生み出されていた。
「ユト…約束して…?」
「何?」
「必ず、……必ず帰ってきて。」
「言われなくても、オレの帰るところはバディの元だから。」
そう言うと、雅がいつの間にか握りしめていたユトの手をそっと、指を絡めながら握り返したユト。
「さてと。じゃぁ、私は明日の朝に備えておくかね。」
「悪いね、ジェーナ。」
そう言い残してジェーナは部屋を後にした。
「解ったよ。だったら明日早朝に、出ればいい。それまでは傍にいてやるんだね。」
「言われなくても…」
雅に優しく笑いかけたユトと、その笑顔に少し戸惑う雅。それでも、今はただ、一人になりたくない。…その気持ちだけが雅の中でユトの存在価値、存在意義が生み出されていた。
「ユト…約束して…?」
「何?」
「必ず、……必ず帰ってきて。」
「言われなくても、オレの帰るところはバディの元だから。」
そう言うと、雅がいつの間にか握りしめていたユトの手をそっと、指を絡めながら握り返したユト。
「さてと。じゃぁ、私は明日の朝に備えておくかね。」
「悪いね、ジェーナ。」
そう言い残してジェーナは部屋を後にした。