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イタズラな満月(フルムーン)
第11章 8th moon…温もり
「…あの…っ」
「何?」
「私…ユトに聞きたいことある。」
そう言うと雅はゆっくりと話し始めた。
「何?聞きたい事って。」
「…今までのバディ…にも、やっぱりこうやって必死になったのかなって。」
「…なった…記憶はない。」
「へ?」
「へ?じゃねぇよ。…クハ…」
ふっと笑いながらもユトは答えた。
「じゃぁ…何でこんなに一生懸命になってくれるの?」
「何だろうな…オレもわかんねぇや」
俯き加減のユトに、『何か飲む?』と告げると、背中を向け立ち上がった雅。そんな雅を後ろからそっと抱き締め、引き留めたユト。
「行かなくて良い。」
「ユト?」
「良いよ、…要らない。」
そう言いながら抱き締めたままのユトと、そんなユトの腕に触れた雅。
「何?」
「私…ユトに聞きたいことある。」
そう言うと雅はゆっくりと話し始めた。
「何?聞きたい事って。」
「…今までのバディ…にも、やっぱりこうやって必死になったのかなって。」
「…なった…記憶はない。」
「へ?」
「へ?じゃねぇよ。…クハ…」
ふっと笑いながらもユトは答えた。
「じゃぁ…何でこんなに一生懸命になってくれるの?」
「何だろうな…オレもわかんねぇや」
俯き加減のユトに、『何か飲む?』と告げると、背中を向け立ち上がった雅。そんな雅を後ろからそっと抱き締め、引き留めたユト。
「行かなくて良い。」
「ユト?」
「良いよ、…要らない。」
そう言いながら抱き締めたままのユトと、そんなユトの腕に触れた雅。