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イタズラな満月(フルムーン)
第12章 special moon2…星空の記憶
その頃のクラマはゴンドラの中で話をしていた。
「ねぇ、クラマ君…」
「何?」
「ユト君って周りの子の言うような子じゃないね。」
「何でそう思う?」
「だって!何て言うか…高所恐怖症で…なんか。…男の子なのになって。」
そう言うと小さく笑っていたマグノリア。それを見ていた、クラマもまた、笑いかけた。
「…ていうか。僕にしたら思いやりも持てないような子は嫌いだけどね。」
「え?」
「だって、そうじゃない?しかも、僕の大事な友達だぜ?…侮辱だろ。」
そう言うと、目を細めたクラマ。ドクリ…と胸を高鳴らせたマグノリアは俯いたまま、何も言えなくなってしまっていた。
「だからさ、ごめんね?君とはつき合えないし、これから先も関わりたいとも思えないわ。」
「ねぇ、クラマ君…」
「何?」
「ユト君って周りの子の言うような子じゃないね。」
「何でそう思う?」
「だって!何て言うか…高所恐怖症で…なんか。…男の子なのになって。」
そう言うと小さく笑っていたマグノリア。それを見ていた、クラマもまた、笑いかけた。
「…ていうか。僕にしたら思いやりも持てないような子は嫌いだけどね。」
「え?」
「だって、そうじゃない?しかも、僕の大事な友達だぜ?…侮辱だろ。」
そう言うと、目を細めたクラマ。ドクリ…と胸を高鳴らせたマグノリアは俯いたまま、何も言えなくなってしまっていた。
「だからさ、ごめんね?君とはつき合えないし、これから先も関わりたいとも思えないわ。」