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イタズラな満月(フルムーン)
第13章 9th moon…消えた絆
「心配しなくて良いよ、それにジェーナ?俺が何に気をつける訳?」
「…捕らわれるなってことかね。」
「クスクス…ジュノの事?」
「…さぁね」
そう言うと、額をカリッと掻いて姿勢を正してユトは真っ直ぐにジェーナを見つめた。
「じゃぁ、行ってきます。」
「あぁ、気をつけて…」
そう言うと徐々に光の粒になり、ユトは人間界から、ジェーナの前から姿を消した。
その光を見送りながら、ジェーナはただ無事に戻ってくるのを心に祈るばかりだった。
その時、カタンと音が鳴った。
「ジェーナ?ユト…行った?」
「やはり、見送らなかったのはわざとかい?」
「…ん。」
「ユトの事、信じて待っていてやっておくれ?」
「大丈夫よ?ジェーナ」
「…捕らわれるなってことかね。」
「クスクス…ジュノの事?」
「…さぁね」
そう言うと、額をカリッと掻いて姿勢を正してユトは真っ直ぐにジェーナを見つめた。
「じゃぁ、行ってきます。」
「あぁ、気をつけて…」
そう言うと徐々に光の粒になり、ユトは人間界から、ジェーナの前から姿を消した。
その光を見送りながら、ジェーナはただ無事に戻ってくるのを心に祈るばかりだった。
その時、カタンと音が鳴った。
「ジェーナ?ユト…行った?」
「やはり、見送らなかったのはわざとかい?」
「…ん。」
「ユトの事、信じて待っていてやっておくれ?」
「大丈夫よ?ジェーナ」