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第13章 9th moon…消えた絆

「ジェーナ？どうかした？」
「…大丈夫。無事に着いたみたいだ」

そういうと、ジェーナは安心させるかのように優しく笑いかけた。


一方のユトは、ジェーナの言うとおりに自身の世界の地に降り立っていた。

「ｸｽ…久しぶりだな。この空気。」

そう小さく笑い、呟くと歩きだし、エスパシオ達を始めとする主達、旧友達も居る場所へと向かう。そんな中、行き交う中には、ユトの存在はもちろん、過去には共に学んだ事もある人も居た。

「…あれ！ユト君？」
「あぁ、えっと。誰だっけ」
「もぉ！相変わらずなんだから！いつ帰ってきたの？」
「今さっき。」
「またねぇ！」
「……軽」

そう挨拶も交わしながら歩き、時折空を見上げながら目指す場所に向かった。