この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第13章 9th moon…消えた絆
「売ったのか。」
「結果的にそうなりましたね」
「相変わらずだな。…本当に数年前から変わってない。」
「…ッッ」
「だけど、他の者にはないその真っ直ぐな心。…僕もほしかった。まぁ、ジェーナに取られたけどね。」
そう笑いながら運ばれてきたサンドイッチを一口頬張った。そのまま、ユトの顔を見つめるヌエバだったが、ユトの背中のその先に見つけた姿に小さく笑みを浮かべた。
「…おっと、僕はじゃまかな。」
「……え?」
「あまり泣かせないでおくれよ?うちの大切な後継者候補だ。」
「あの、ヌエバ様?」
そうしてヌエバと入れ替わりでやってきたのはさっき別れたばかりのジュノだった。
「空いてますか?」
「クス…どうぞ?」
小さく笑い合いながらも面と向かって座る二人。
「結果的にそうなりましたね」
「相変わらずだな。…本当に数年前から変わってない。」
「…ッッ」
「だけど、他の者にはないその真っ直ぐな心。…僕もほしかった。まぁ、ジェーナに取られたけどね。」
そう笑いながら運ばれてきたサンドイッチを一口頬張った。そのまま、ユトの顔を見つめるヌエバだったが、ユトの背中のその先に見つけた姿に小さく笑みを浮かべた。
「…おっと、僕はじゃまかな。」
「……え?」
「あまり泣かせないでおくれよ?うちの大切な後継者候補だ。」
「あの、ヌエバ様?」
そうしてヌエバと入れ替わりでやってきたのはさっき別れたばかりのジュノだった。
「空いてますか?」
「クス…どうぞ?」
小さく笑い合いながらも面と向かって座る二人。