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イタズラな満月(フルムーン)
第13章 9th moon…消えた絆
「人間界は…どう?バディとは、うまくいってる?」
「まぁ……ね?」
「…どうかした?」
「うん。それよりジュノは?新しい事とか…なんか出来た?」
「出来るわけ無いよ?…ユトが居ないのに…出来ないよ…」
「えっと、…オレさ。……向こうにずっと住まう。それにもしかしたら消滅もあるかも知れない。」
「…っ!?…どう言うこと!?」
「ごめんな?ジュノ。…ずっと一人にさせてばかりで。…クラマとか…」
「……なぃ…聞きたくない。」
そう呟くジュノをおいて、カタリと席を立ったユト。俯いたまま見送るでもなく、肩を震わせながら落ちる涙を拭うこともなかったジュノ。
「…ッッ…」
「…」
そのジュノに優しさを向けるもなく、ユトは食堂を出た。
「まぁ……ね?」
「…どうかした?」
「うん。それよりジュノは?新しい事とか…なんか出来た?」
「出来るわけ無いよ?…ユトが居ないのに…出来ないよ…」
「えっと、…オレさ。……向こうにずっと住まう。それにもしかしたら消滅もあるかも知れない。」
「…っ!?…どう言うこと!?」
「ごめんな?ジュノ。…ずっと一人にさせてばかりで。…クラマとか…」
「……なぃ…聞きたくない。」
そう呟くジュノをおいて、カタリと席を立ったユト。俯いたまま見送るでもなく、肩を震わせながら落ちる涙を拭うこともなかったジュノ。
「…ッッ…」
「…」
そのジュノに優しさを向けるもなく、ユトは食堂を出た。