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イタズラな満月(フルムーン)
第3章 1st moon…ユトとの契約
「そいつのことオレも知りたいし。今から会いに行くか。」
「へ?今からって…」
「何か問題でも?」
そう答えると、ユトは口角をにっと上げて雅をみた。
しかし、雅は久我の家を知らない。とはいえ大抵が遅番のため、今から行けばまだお店に居るはず。だが、実体がない中会いに行ったとて解るはずもない。
「早く行くぞ?」
「待ってユト君!行くって言っても…」
そう言いながらも知るはずもないはずのユトが先導を切って病院を出る。しかし中々歩みが進まない雅に痺れを切らしたユトはくるりと向きを変えた。
「アリス!」
「はい?」
「おっそい!」
そういい足下に来ると下から見上げたユト。
「いいか?動くなよ?」
「え、何?」
「いいから!動いたら帰れなくなるぞ?」
「へ?今からって…」
「何か問題でも?」
そう答えると、ユトは口角をにっと上げて雅をみた。
しかし、雅は久我の家を知らない。とはいえ大抵が遅番のため、今から行けばまだお店に居るはず。だが、実体がない中会いに行ったとて解るはずもない。
「早く行くぞ?」
「待ってユト君!行くって言っても…」
そう言いながらも知るはずもないはずのユトが先導を切って病院を出る。しかし中々歩みが進まない雅に痺れを切らしたユトはくるりと向きを変えた。
「アリス!」
「はい?」
「おっそい!」
そういい足下に来ると下から見上げたユト。
「いいか?動くなよ?」
「え、何?」
「いいから!動いたら帰れなくなるぞ?」