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イタズラな満月(フルムーン)
第16章 12th moon…愛して、傍にいて
「悪いけど…支度も何も、オレこのままで行く。」
「ハァ…じゃぁジェーナ?ユトを借りていくよ?」
「ヌエバ!…大丈夫だろうね…」
「クス…心配しないで良いよ。」
そう笑いかけたヌエバの優しい表情にアンドを示したのはジェーナだけではなかった。雅もまた、心なしか大丈夫だと…安心の色を見せていた。
「ユト…!」
「大丈夫だから。心配するな。オレは必ず…・・」
言葉半ばでユトはヌエバに連れられたままその場を後にした。
「アリス…ユトならちゃんと戻ってくるよ。アリスのことしか見えていないのだから。」
「…解ってる…でも怖い…の」
「怖い?」
「ユトが言ったの…アリスは消滅しないって。だけど…条件を満たさなきゃ無理なのも聞いてて…無理するんじゃないかって…」
「ハァ…じゃぁジェーナ?ユトを借りていくよ?」
「ヌエバ!…大丈夫だろうね…」
「クス…心配しないで良いよ。」
そう笑いかけたヌエバの優しい表情にアンドを示したのはジェーナだけではなかった。雅もまた、心なしか大丈夫だと…安心の色を見せていた。
「ユト…!」
「大丈夫だから。心配するな。オレは必ず…・・」
言葉半ばでユトはヌエバに連れられたままその場を後にした。
「アリス…ユトならちゃんと戻ってくるよ。アリスのことしか見えていないのだから。」
「…解ってる…でも怖い…の」
「怖い?」
「ユトが言ったの…アリスは消滅しないって。だけど…条件を満たさなきゃ無理なのも聞いてて…無理するんじゃないかって…」