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イタズラな満月(フルムーン)
第3章 1st moon…ユトとの契約
「そうなんだけど…何でか意識なのかな。…話すと多分長いことなんだけど…」
「…えっと。無事…だって事だよね。」
「うん、一応は…」
それから間もなくした時だった。ユトが一声鳴いたと思うと、雅の目には映るものの久我には見えなくなったのか、きょろきょろと周りを見渡していた。
『…解った?オレの言うこと。』
『どういう事?』
『さっきの言葉、唱えるとアリスの体が実体化する。だからあぁやってあいつの目にも見えるようになったってわけ。』
『そぉ…なんだ。』
そうしてそっと俯いた雅は両手をきゅっと握りしめた。
『でもありがとうね。』
『はぃ?何のこと?』
『だって、あんな少しのことでも話せたの嬉しかったし。』
『ばぁか』
「…えっと。無事…だって事だよね。」
「うん、一応は…」
それから間もなくした時だった。ユトが一声鳴いたと思うと、雅の目には映るものの久我には見えなくなったのか、きょろきょろと周りを見渡していた。
『…解った?オレの言うこと。』
『どういう事?』
『さっきの言葉、唱えるとアリスの体が実体化する。だからあぁやってあいつの目にも見えるようになったってわけ。』
『そぉ…なんだ。』
そうしてそっと俯いた雅は両手をきゅっと握りしめた。
『でもありがとうね。』
『はぃ?何のこと?』
『だって、あんな少しのことでも話せたの嬉しかったし。』
『ばぁか』