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イタズラな満月(フルムーン)
第16章 12th moon…愛して、傍にいて
「それを受けてアリスは…アリスも消滅するのかい?」
「いや、彼女は蘇る。ただし、ユトとの記憶は全く無くなる。ただ、普通に意識不明の状態が続いていただけのようになる。」
「…そんな…あまりにも酷じゃないか!」
「だけど、ユトは言ったんだよ。『オレが必ず見つけるから』って。」
「…そんな事…難しいにも…程があるよ…もう一度出会えるなんて…」
「信じよう…ユトと彼女の絆を…」
「…ッ…」
そう言いながらも、ヌエバは続けた。
「それと…カロン…」
「…?何だぃ…?」
「迎えにきた。…僕の所に戻ってこないか?」
「何を…しかも今こんな時に…」
「こんな時であっても、僕とカロンには関係ないことだ。」
「関係ないってッ…」
そう答えたジェーナに対して片膝を突くと下から見上げたヌエバ。
「いや、彼女は蘇る。ただし、ユトとの記憶は全く無くなる。ただ、普通に意識不明の状態が続いていただけのようになる。」
「…そんな…あまりにも酷じゃないか!」
「だけど、ユトは言ったんだよ。『オレが必ず見つけるから』って。」
「…そんな事…難しいにも…程があるよ…もう一度出会えるなんて…」
「信じよう…ユトと彼女の絆を…」
「…ッ…」
そう言いながらも、ヌエバは続けた。
「それと…カロン…」
「…?何だぃ…?」
「迎えにきた。…僕の所に戻ってこないか?」
「何を…しかも今こんな時に…」
「こんな時であっても、僕とカロンには関係ないことだ。」
「関係ないってッ…」
そう答えたジェーナに対して片膝を突くと下から見上げたヌエバ。