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イタズラな満月(フルムーン)
第16章 12th moon…愛して、傍にいて
「もう一度、やり直そう。」
「だけど…2人ともに後継者が居なくなった今…エスパシオ様がこの禁忌を許す筈など。……無いじゃないか。」
「ユトに教えられたよ。…愛するものが居るから、自分はそのために存在するんだって。解っていた。…そんな事、そんな当たり前のことを言い切る自信がなかった。あのユトに出来て僕が出来ないわけ無い。」
「…ヌエバ…」
「愛してる。…どれだけ時が経とうと、関係ないくらいに僕はカロンを諦めきれない。」
「ヌエ…バ…ッ」
「フ…そろそろ前のように呼んでくれないか?僕だけなんてズルいだろう?」
「……ッッ」
涙をためながらジェーナは膝まつくヌエバの首に巻き付いた。
「…ループ…ルー…ッ」
「カロン…付いてきてくれないか?僕に。…これから先のカロンと…離れた分も埋めるくらい…」
「だけど…2人ともに後継者が居なくなった今…エスパシオ様がこの禁忌を許す筈など。……無いじゃないか。」
「ユトに教えられたよ。…愛するものが居るから、自分はそのために存在するんだって。解っていた。…そんな事、そんな当たり前のことを言い切る自信がなかった。あのユトに出来て僕が出来ないわけ無い。」
「…ヌエバ…」
「愛してる。…どれだけ時が経とうと、関係ないくらいに僕はカロンを諦めきれない。」
「ヌエ…バ…ッ」
「フ…そろそろ前のように呼んでくれないか?僕だけなんてズルいだろう?」
「……ッッ」
涙をためながらジェーナは膝まつくヌエバの首に巻き付いた。
「…ループ…ルー…ッ」
「カロン…付いてきてくれないか?僕に。…これから先のカロンと…離れた分も埋めるくらい…」