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イタズラな満月(フルムーン)
第16章 12th moon…愛して、傍にいて
そうジェーナに返事をするユトの表情は本当に優しく、雅のことだけを想う、只の男となっていた。それは、自身に向けてくれるヌエバの顔にも似ていた。
「それでさ…」
そう言い掛けたユトは入浴を終えた雅が出てくる音を聞きつけ口をつぐんだ。
「お、出た?」
「ん…ジェーナ…お先に…」
「いやいや、構わないよ。じゃぁ私も入ってくるかね…」
そう言い腰を上げたジェーナ。ジェーナは浴室に、ユトと雅は部屋に向かう。カタンと戸を閉めたユトは、後ろからそっと雅を抱き締めた。
「ユト?」
「……オレはずっと雅の傍にいるから…何があっても…」
「あと数時間と1日だね…」
「…あぁ」
「ユト…」
そう名前を呼ぶ雅は、ユトの腕の中で向きを変える。下から見上げると小さく笑った。
「それでさ…」
そう言い掛けたユトは入浴を終えた雅が出てくる音を聞きつけ口をつぐんだ。
「お、出た?」
「ん…ジェーナ…お先に…」
「いやいや、構わないよ。じゃぁ私も入ってくるかね…」
そう言い腰を上げたジェーナ。ジェーナは浴室に、ユトと雅は部屋に向かう。カタンと戸を閉めたユトは、後ろからそっと雅を抱き締めた。
「ユト?」
「……オレはずっと雅の傍にいるから…何があっても…」
「あと数時間と1日だね…」
「…あぁ」
「ユト…」
そう名前を呼ぶ雅は、ユトの腕の中で向きを変える。下から見上げると小さく笑った。