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イタズラな満月(フルムーン)
第18章 special moon…右にあなたを、左に君を。
それから一年が経った桜の季節…
コンコン
「はい?」
そう雅の声がした直後に真っ白な扉が開いた。
「悠人…」
「…ッッ」
「…では、失礼いたします。」
そう言い、支度を手伝ってくれていた人はその場を出て行った。そんな中、そっと雅に近付き背中越しに回り、後ろから鏡越しで話をし始めた。
「きれいだ。」
「…クス、ありがとう。悠人もかっこいい」
「当然!」
「もぉ、…少しは『そうかな?』とか、なんか無いかなぁ」
「あるわけ無い。オレはいつだって…」
「…?いつだって…何?」
「常にかっこよくあり続けたい…雅の前では…ずっと…」
「私は別にダサくてもいいよ?」
「は?」
「かっこよくてもダサくても…悠人は悠人だから。」
コンコン
「はい?」
そう雅の声がした直後に真っ白な扉が開いた。
「悠人…」
「…ッッ」
「…では、失礼いたします。」
そう言い、支度を手伝ってくれていた人はその場を出て行った。そんな中、そっと雅に近付き背中越しに回り、後ろから鏡越しで話をし始めた。
「きれいだ。」
「…クス、ありがとう。悠人もかっこいい」
「当然!」
「もぉ、…少しは『そうかな?』とか、なんか無いかなぁ」
「あるわけ無い。オレはいつだって…」
「…?いつだって…何?」
「常にかっこよくあり続けたい…雅の前では…ずっと…」
「私は別にダサくてもいいよ?」
「は?」
「かっこよくてもダサくても…悠人は悠人だから。」