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イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
「それでどうやって会いに来るわけ?」
「意識というか、潜在的な?うまく言えないんだけど。」
「それってさ、…昨日僕が見た有栖川さんとなんか関係あるの?」
「大アリなんだよね。だけど、実体が見えるのは君だけだから。他の人間には見えないからさ。」
「…は?何で?でも、見えるんだよね?」
「オレはな?」
そう言いながら、にっと笑うとユトは背中を向けた。
「詳しいことはさ。明日、アリスが会いに来たときに本人から聞いたらいい。」
「ちょっと待って?僕さ、有栖川さんのこと何とも思ってないし、そりゃ、良い仲間だとは思うけど…」
「は?」
さっきまでの反応が、一気に逆転したようにユトはきょとんとした表情を見せた。
「意識というか、潜在的な?うまく言えないんだけど。」
「それってさ、…昨日僕が見た有栖川さんとなんか関係あるの?」
「大アリなんだよね。だけど、実体が見えるのは君だけだから。他の人間には見えないからさ。」
「…は?何で?でも、見えるんだよね?」
「オレはな?」
そう言いながら、にっと笑うとユトは背中を向けた。
「詳しいことはさ。明日、アリスが会いに来たときに本人から聞いたらいい。」
「ちょっと待って?僕さ、有栖川さんのこと何とも思ってないし、そりゃ、良い仲間だとは思うけど…」
「は?」
さっきまでの反応が、一気に逆転したようにユトはきょとんとした表情を見せた。