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イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
『ううん…何となく…言いたくなった』
『ならオレからも…』
そう言うと、雅の腕から抜け出るとすっと背を伸ばして見つめる。
『オレのこと、ユトでいい。』
『…え?』
『さっきみたいに、ユトでいいから。君はいらない。』
『…でも、男の子呼び捨てなんて…』
俯いたまま雅は、そっと髪を耳にかけながら照れくさそうにもう一度、金色に光るユトの瞳を見つめた。
『ユト…///』
『ん?何?』
『何でもない!』
『何にもないなら無駄に人の名前呼ぶな。…ばか。』
『人じゃなくて…猫なのに。』
『何か言った?』
『何にも!』
スクリと立ち上がると、雅は腰を屈めてユトを抱き上げた。
『帰ろっか』
『…ん?』
『あ…』
『何だよ。』
『ならオレからも…』
そう言うと、雅の腕から抜け出るとすっと背を伸ばして見つめる。
『オレのこと、ユトでいい。』
『…え?』
『さっきみたいに、ユトでいいから。君はいらない。』
『…でも、男の子呼び捨てなんて…』
俯いたまま雅は、そっと髪を耳にかけながら照れくさそうにもう一度、金色に光るユトの瞳を見つめた。
『ユト…///』
『ん?何?』
『何でもない!』
『何にもないなら無駄に人の名前呼ぶな。…ばか。』
『人じゃなくて…猫なのに。』
『何か言った?』
『何にも!』
スクリと立ち上がると、雅は腰を屈めてユトを抱き上げた。
『帰ろっか』
『…ん?』
『あ…』
『何だよ。』