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イタズラな満月(フルムーン)
第5章 3rd moon…再会
店内で働く久我の姿を見つめたまま外にいる雅を見かねたユトは、ゴミ箱の上に飛び乗って雅に声をかけた。
『なぁ、どうせなら中に入らねぇ?』
『え…あ、でも姿…見えないんだよね。』
『おぅ。』
そう言うと嬉しそうに中に入る雅と後を追うユト。しかし自動ドアが開く。
『ユト!ドア…開くよ!』
『そりゃ中に入るなら開くだろ。』
「いらっしゃいませ。」
『本当に見えてない?』
『アリス働いてるときに誰も居ないのに開いたこと無かった?』
『あ…あった。』
『それと同じ事。』
フフンっと少し誇らしげにも、ピンッと尻尾を立てて先に先にと入っていったユト。それ以降はやはり久我を始め店員どころか、お客さんでさえも2人の存在に気付いていない。
『なぁ、どうせなら中に入らねぇ?』
『え…あ、でも姿…見えないんだよね。』
『おぅ。』
そう言うと嬉しそうに中に入る雅と後を追うユト。しかし自動ドアが開く。
『ユト!ドア…開くよ!』
『そりゃ中に入るなら開くだろ。』
「いらっしゃいませ。」
『本当に見えてない?』
『アリス働いてるときに誰も居ないのに開いたこと無かった?』
『あ…あった。』
『それと同じ事。』
フフンっと少し誇らしげにも、ピンッと尻尾を立てて先に先にと入っていったユト。それ以降はやはり久我を始め店員どころか、お客さんでさえも2人の存在に気付いていない。