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第5章 3rd moon…再会

そんな会話を近くで聞いてしまう雅。まさかな所でのライバルの告白に戸惑いは隠せないで居た。

『アリス？大丈夫か？』
『…なにが？だって彼女居ないって言ってるし。まだまだチャンスはあるんじゃない？』

そんなことを話していた直後に雅達の耳を奪ったのは久我の鋭い一言だった。

「僕今彼女作る気無いし。」
「えぇ？そうなのぉ？」
「だから、ごめんね。」

そう言いながらするりと女子スタッフの誘いを交わしていた久我。

『……ﾂ…』
『アリス？』
『私蘇るの無理かもね』
『は？何言ってんの？』
『ユトも今の聞いたでしょ？彼女作る気無いって。』
『何とかなるんじゃね？てか、やる前から諦めんなって。』
『ユト……』