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イタズラな満月(フルムーン)
第5章 3rd moon…再会
「…?あれ…?」
「…なんだ。」
「……ッ…ありがとう。」
うつむきながらも雅はユトに小さくお礼を言った。そんな雅に対して、理由は解りながらも素っ気ない態度を敢えて取るユト。
「何がありがとうなん?…」
「別に…?」
「だったら意味なく言うな。」
「意味なくたってありがとうは嬉しいよ?少なくても嫌な気持ちはしないでしょ?」
「…フ…」
照れ臭くなったり言葉に詰まるとユトは、わざと空を見上げたり、目線を反らしたりする。それに少しだけ気付き始めている雅だった。
「ほら、あそこ。」
「ふぇ?」
「あそこ!…久我だろ?」
「…!?何で…」
「まぁ。…ちょっとね。」
そうして仕事場近くの小さな公園のベンチに見つけた。
「…なんだ。」
「……ッ…ありがとう。」
うつむきながらも雅はユトに小さくお礼を言った。そんな雅に対して、理由は解りながらも素っ気ない態度を敢えて取るユト。
「何がありがとうなん?…」
「別に…?」
「だったら意味なく言うな。」
「意味なくたってありがとうは嬉しいよ?少なくても嫌な気持ちはしないでしょ?」
「…フ…」
照れ臭くなったり言葉に詰まるとユトは、わざと空を見上げたり、目線を反らしたりする。それに少しだけ気付き始めている雅だった。
「ほら、あそこ。」
「ふぇ?」
「あそこ!…久我だろ?」
「…!?何で…」
「まぁ。…ちょっとね。」
そうして仕事場近くの小さな公園のベンチに見つけた。