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イタズラな満月(フルムーン)
第7章 5th moon…禁忌
「君は相変わらずだね。」
「しかし、何でヌエバ様がここに…!」
「それは、君が一番解っているのではないか?」
「…」
そう切り出したヌエバ。そのまま、ジェーナは目配せをして部屋を変えていく。その場に残った雅とジェーナ。
「…おばあちゃん…ユト…私のせいだよね。熱だして体調崩したのって。」
「そんな事無い。あんたが出て行く前からそう話していただろう?」
「でも。…私気付いたんです…1人で出て行って、私1人じゃ久我君のこと見つけられなかった。それだけじゃなくて、自分の本体の場所すら見つけれなかった。」
そう続ける雅の目には、うっすらと涙が溜まり始めていた。手の甲で目をこすりながら雅は止まることなく、続けていた。
「しかし、何でヌエバ様がここに…!」
「それは、君が一番解っているのではないか?」
「…」
そう切り出したヌエバ。そのまま、ジェーナは目配せをして部屋を変えていく。その場に残った雅とジェーナ。
「…おばあちゃん…ユト…私のせいだよね。熱だして体調崩したのって。」
「そんな事無い。あんたが出て行く前からそう話していただろう?」
「でも。…私気付いたんです…1人で出て行って、私1人じゃ久我君のこと見つけられなかった。それだけじゃなくて、自分の本体の場所すら見つけれなかった。」
そう続ける雅の目には、うっすらと涙が溜まり始めていた。手の甲で目をこすりながら雅は止まることなく、続けていた。