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イタズラな満月(フルムーン)
第7章 5th moon…禁忌
「ユトが居なくちゃ…私何にも出来ないんだって気付いたんです。…その甘えが、頼り切ってたのが、ユトの負担になってたんじゃないかなって…」
「それは違うよ。」
そう答えるジェーナは、穏やかな顔をしていた。腰を上げて、おもむろに紅茶を煎れだしたジェーナは背中越しに雅に伝えだした。
「ユトに限らず、あの子と同じ使い魔にとって、この人間界において人型を保つのは並大抵の負荷がかかるんだよ。それをあの子は解っていたはずなんだ。それなのに、なぜか今回に限っては良くもまぁこの短期間に何度も人型に変わっていたからね。」
「だからそれは…」
「だからといって、あんたが責任やなにやを感じたり負うことはないんだよ。あの子の意志だからね。」
「それは違うよ。」
そう答えるジェーナは、穏やかな顔をしていた。腰を上げて、おもむろに紅茶を煎れだしたジェーナは背中越しに雅に伝えだした。
「ユトに限らず、あの子と同じ使い魔にとって、この人間界において人型を保つのは並大抵の負荷がかかるんだよ。それをあの子は解っていたはずなんだ。それなのに、なぜか今回に限っては良くもまぁこの短期間に何度も人型に変わっていたからね。」
「だからそれは…」
「だからといって、あんたが責任やなにやを感じたり負うことはないんだよ。あの子の意志だからね。」