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イタズラな満月(フルムーン)
第9章 special moon1…ただ、愛するが故…
俯いたまま、ぽすっとルーペントの胸に顔を埋めたカロンは小さく呟いた。
「でも、ループ…?」
「ん?」
「後悔はしないで?私たちは何れ別の道を歩むことになる存在だから。」
「そんな事解らないだろう。」
「解るよ…誰だって…解る…ッ…」
気持ちも高ぶり、カロンはルーペントの腕から背中へと腕を回して巻き付いた。
「カロン…?」
「私はジェーナ側の存在…ループはヌエバ側の存在…今こうして想い合うことすら本来ならば許されない相反する存在だよ?」
「だからなんだ?」
「だからって…」
「満月(カロン)が居るから新月(俺)は存在できる。その逆も然りだよ?」
「そんなきれいごと…」
「きれいごとの何が悪い。」
「本気で通用すると…」
「でも、ループ…?」
「ん?」
「後悔はしないで?私たちは何れ別の道を歩むことになる存在だから。」
「そんな事解らないだろう。」
「解るよ…誰だって…解る…ッ…」
気持ちも高ぶり、カロンはルーペントの腕から背中へと腕を回して巻き付いた。
「カロン…?」
「私はジェーナ側の存在…ループはヌエバ側の存在…今こうして想い合うことすら本来ならば許されない相反する存在だよ?」
「だからなんだ?」
「だからって…」
「満月(カロン)が居るから新月(俺)は存在できる。その逆も然りだよ?」
「そんなきれいごと…」
「きれいごとの何が悪い。」
「本気で通用すると…」