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belle lumiere 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第4章 エッフェル塔の恋人
16区のロッシュフォール別邸に、ジュリアンがハンドルを握った車が滑り込む。
雪が静かに降り積もり始めていた。
助手席の縣はしみじみと呟いた。
「…マダムロッシュフォールは凄い方だな…。私などまだまだひよっこだと思い知らされたよ」
ジュリアンは縣にウィンクしてみせた。
「だろ?僕のお祖母様は最高にイカしたレディなのさ」
縣はジュリアンを見て頷いた。
「…これから光さんに手紙を書くよ。…私の気持ちを正直に伝える。…日本に帰国した時に会ってもらえるか聞いてみるよ。そして私も商談がまとまったらすぐに帰国する」
「うん!きっとヒカルは喜ぶよ!」
「ジュリアン、ありがとう。…君には色々と心配をかけたな…」
ジュリアンは照れたように笑う。
「いいんだよ。…アガタはもっと図々しくなっていいんだからね。紳士のアガタもかっこいいけど、素のアガタでヒカルにぶつかってヒカルをメロメロにしてよね」
二人が笑いながら握手し合っていると、玄関のドアが開いた。

珍しく少し慌てたような様子のアンヌが、伝える。
「…お帰りなさいませ。アガタ様、ジュリアン坊っちゃま。…あの、フロレアン・デュシャン様がお見えです。
アガタ様にお話があると仰って…客間でお待ちです」

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