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背徳の主
第4章 顧客NO 031517C 舞、さくら
午後の4時
「Mid Night」では千夏は下着のディスプレイを変更をしていた。
春先になると、大手メーカーが初夏に向けて大量の新製品を市場に出す。
新製品の仕入も千夏は任されていたので、商品が入荷された際は、レイアウトも考えなければならない。
更に今年から売上の底上げを図るため、水着コーナーを新設したので扱うアイテムがかなり増えた。
今日も店内には数人の女性客が、各コーナーの目新しい下着を選んでいる。
そこへ揃いのブレザー服にチェックのスカート姿の女子高生二人組が、店内に入って来た。
彼女達は、有名メーカーのブラジャーを陳列しているコーナーに向かって行った。
千夏は客が会計を待っているのに気付いて、レジに向かう。
「こちらの商品ですね。お会計は3,800円になります。」
客が5千円札を出し、その金額をレジに打ち込もうとした時、レジの横に設置してある監視カメラが、二人の女子高生を捉えていた。
「こちら 1,200円のお釣になります。ありがとうございました。」
千夏は会計処理を終え、何気なくモニターを観ていたら、二人の女子高生達は回りを見渡し、手に取って眺めていたブラジャーをそれぞれ手提げ袋に入れ込んだ。
二人は再度周囲を伺い、それぞれショーツも袋に入れた。
千夏は直ぐに私に連絡してきた。
「どうした?」
「ブラックです。」
「何処だ?」
私は「Mid Night」の監視カメラ6台の映像を1台のモニターに6分割した。
「「Night Life」側の右端,、赤色のランジェリーのディスプレイの下です。」
モニターを凝視する。
「あの女子高生二人組か?」
「そうです。NO6のカメラに録画されていると思います。」
私は急いでNO6を再生すると、二人がブラジャーとショーツを手提げ袋に入れ込んだのが確認出来た。
「外に出たら捕まえる。」
「分かりました。」
「Mid Nightでは、たまにブラック(万引き)が発生する。
その時に備えて、監視カメラを多く設置し、捕まえた時に証拠として見せている。
女子高生達が出口に向かった。
私は裏口から出て、正面の駐車場へと歩き出した。
胸元に店長と記載された従業員と同じネームプレートを着ける。
二人が出てきたので声を掛けた。
「Mid Night」では千夏は下着のディスプレイを変更をしていた。
春先になると、大手メーカーが初夏に向けて大量の新製品を市場に出す。
新製品の仕入も千夏は任されていたので、商品が入荷された際は、レイアウトも考えなければならない。
更に今年から売上の底上げを図るため、水着コーナーを新設したので扱うアイテムがかなり増えた。
今日も店内には数人の女性客が、各コーナーの目新しい下着を選んでいる。
そこへ揃いのブレザー服にチェックのスカート姿の女子高生二人組が、店内に入って来た。
彼女達は、有名メーカーのブラジャーを陳列しているコーナーに向かって行った。
千夏は客が会計を待っているのに気付いて、レジに向かう。
「こちらの商品ですね。お会計は3,800円になります。」
客が5千円札を出し、その金額をレジに打ち込もうとした時、レジの横に設置してある監視カメラが、二人の女子高生を捉えていた。
「こちら 1,200円のお釣になります。ありがとうございました。」
千夏は会計処理を終え、何気なくモニターを観ていたら、二人の女子高生達は回りを見渡し、手に取って眺めていたブラジャーをそれぞれ手提げ袋に入れ込んだ。
二人は再度周囲を伺い、それぞれショーツも袋に入れた。
千夏は直ぐに私に連絡してきた。
「どうした?」
「ブラックです。」
「何処だ?」
私は「Mid Night」の監視カメラ6台の映像を1台のモニターに6分割した。
「「Night Life」側の右端,、赤色のランジェリーのディスプレイの下です。」
モニターを凝視する。
「あの女子高生二人組か?」
「そうです。NO6のカメラに録画されていると思います。」
私は急いでNO6を再生すると、二人がブラジャーとショーツを手提げ袋に入れ込んだのが確認出来た。
「外に出たら捕まえる。」
「分かりました。」
「Mid Nightでは、たまにブラック(万引き)が発生する。
その時に備えて、監視カメラを多く設置し、捕まえた時に証拠として見せている。
女子高生達が出口に向かった。
私は裏口から出て、正面の駐車場へと歩き出した。
胸元に店長と記載された従業員と同じネームプレートを着ける。
二人が出てきたので声を掛けた。