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背徳の主
第10章 顧客NO 062603A 美緒 杏佳
大学の講義が午後3時半に終わり、美緒は電車で帰宅した。
駅前のスーパーで夕食の材料を買い揃え、家に帰りついた時は5時に近かった。
既に杏佳は帰宅していた。
「ただいま…」
暫くすると二階から杏佳が降りてきた。
「お姉ちゃん、お帰り…」
「杏佳、今晩はすき焼きね。お父さん明日から海外出張だから暫く日本食食べれない。杏佳も手伝って!」
「はい…」
美緒は慌ただしくキッチンへ向かうとレジ袋から食材を取りだし、準備を始めた。
ふと杏佳を見ると下を向いていた。
「杏佳、どうしたの?」
「お姉ちゃん…お母さんみたい。何でも出来る…」
「何言ってるの、お姉ちゃんは杏佳より4つ年上よ。当たり前…」
「私は何も出来ない…」
「心配しないの! これからゆっくり教えるから…」
杏佳は心無しに頷く。
「さあ、杏佳、野菜を洗ってカットして…」
美緒は杏佳に教えながら夕食の準備を進めた。
夜の7時に父親が仕事から帰ってきた。
「ただいま。」
「あっお父さん、お帰りなさい。」
「おっ、いい香りだ。 すき焼きかな?」
「当たり! お父さん明日から日本食食べれないから…」
「そうなんだ…本当に辛いよ。」
「今日は杏佳と作ったんだよ。」
「そうか! 杏佳凄いじゃないか!」
杏佳は下を向いたまま…
「じゃ先にお風呂に入るから…冷たいビールを頼む。」
「はい…」
父親が風呂から出ると夕食となった。
「うん、旨い。いい感じのすき焼きだ。」
「少し味が濃いくない?」
「いや、ちょうどいい。美緒と杏佳のすき焼きは最高だ。」
杏佳も少し嬉しそうな表情をした。
「それと、明日お父さんは朝6時に出発だから起きなくていいよ。土曜日でお前たち二人は休みだし。」
「ずいぶん早いのね。キャリーにワイシャツと下着を入れたから…」
「そうか、ありがとう。」
食べ終わると父親は明日早いので部屋に戻った。
「杏佳、お姉ちゃん後片付けするから、先にお風呂に入って…」
「うん…」
杏佳がキッチンから出て行くと、美緒は後片付けに追われた。
暫くして片付けが終わったころに杏佳がパジャマ姿で
「お姉ちゃん、お風呂出たよ。」
「はーい、じゃお姉ちゃんもお風呂に入ろう!」
キッチンの明かりを消して着替えを取りに行った。
駅前のスーパーで夕食の材料を買い揃え、家に帰りついた時は5時に近かった。
既に杏佳は帰宅していた。
「ただいま…」
暫くすると二階から杏佳が降りてきた。
「お姉ちゃん、お帰り…」
「杏佳、今晩はすき焼きね。お父さん明日から海外出張だから暫く日本食食べれない。杏佳も手伝って!」
「はい…」
美緒は慌ただしくキッチンへ向かうとレジ袋から食材を取りだし、準備を始めた。
ふと杏佳を見ると下を向いていた。
「杏佳、どうしたの?」
「お姉ちゃん…お母さんみたい。何でも出来る…」
「何言ってるの、お姉ちゃんは杏佳より4つ年上よ。当たり前…」
「私は何も出来ない…」
「心配しないの! これからゆっくり教えるから…」
杏佳は心無しに頷く。
「さあ、杏佳、野菜を洗ってカットして…」
美緒は杏佳に教えながら夕食の準備を進めた。
夜の7時に父親が仕事から帰ってきた。
「ただいま。」
「あっお父さん、お帰りなさい。」
「おっ、いい香りだ。 すき焼きかな?」
「当たり! お父さん明日から日本食食べれないから…」
「そうなんだ…本当に辛いよ。」
「今日は杏佳と作ったんだよ。」
「そうか! 杏佳凄いじゃないか!」
杏佳は下を向いたまま…
「じゃ先にお風呂に入るから…冷たいビールを頼む。」
「はい…」
父親が風呂から出ると夕食となった。
「うん、旨い。いい感じのすき焼きだ。」
「少し味が濃いくない?」
「いや、ちょうどいい。美緒と杏佳のすき焼きは最高だ。」
杏佳も少し嬉しそうな表情をした。
「それと、明日お父さんは朝6時に出発だから起きなくていいよ。土曜日でお前たち二人は休みだし。」
「ずいぶん早いのね。キャリーにワイシャツと下着を入れたから…」
「そうか、ありがとう。」
食べ終わると父親は明日早いので部屋に戻った。
「杏佳、お姉ちゃん後片付けするから、先にお風呂に入って…」
「うん…」
杏佳がキッチンから出て行くと、美緒は後片付けに追われた。
暫くして片付けが終わったころに杏佳がパジャマ姿で
「お姉ちゃん、お風呂出たよ。」
「はーい、じゃお姉ちゃんもお風呂に入ろう!」
キッチンの明かりを消して着替えを取りに行った。