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第10章 顧客NO 062603A 美緒 杏佳

「大丈夫ですよ。私以外は誰もおりませんから。」

美緒と杏佳は見つめ合い戸惑っていたが、

「杏佳、大丈夫よ。」

美緒は先に服を脱ぎ始めた。

それを見ていた杏佳も仕方なく服を脱いだ。

美緒と杏佳がブラジャーとパンティーの下着姿のままでいると、

「お二人様とも下着も取って下さいね。」

美緒と杏佳は恐る恐る下着も脱いだ。

籠の中に小さなタオルがあったので、二人とも胸元と股間を隠す。

「それではお二人様、ベッドの方へ上がって下さい。」

店員はベッドの枕二つを縦にして背もたれになるようにしてから、美緒と杏佳を座らせた。

「それではニップルローターを先に着けます。」

店員が最初に美緒の両方の乳房に触れ、パットの中央の窪みに乳首を填めてから乳輪にパットを貼りつけた。
次にパットから延びたコードの先端にあるスイッチを美緒に渡した。

続けて杏佳の乳房にも同じ様にパットを貼りつけた。

杏佳は乳房を触られ緊張する。

「あの…」

突然杏佳が言葉を発した。

「はい、何か？」

「ニップルローターはバストアップの効果がありますか？」

「医学的な根拠はありませんが、購入されたお客様からサイズが変わったとのお声はお聞きします。」

「胸が大きくなったらいいな！」

「どれくらいサイズアップをご希望ですか？」

「姉のサイズ位なら…」

「大丈夫ですよ。まだ大きくなりますよ。」

「ほら、店員さんも同じ事言ってるでしょう。心配しないの！」

「本当かなぁ？」

「次にディルドの使用方法ですが、こちらは動画で説明致しますので先にお渡しします。」

「それではご試用をお楽しみ下さいね。 終わりましたらまた参ります。」

店員は部屋を出て行った。


美緒と杏佳はそれぞれベッドの端に立て掛けられた大きな枕に並んで寄りかかり、ディルドを手にして緊張していた。

突然部屋の明かりが減光され、正面のモニターが明るくなった。

続いてDVDが再生される…

若い男性と女性が全裸で立ったまま抱き合ってキスをしていた。

男性のぺニスは既に赤黒く勃起しており、女性がそのぺニスを握りしめていた。

美緒と杏佳は唖然としていた。

「お姉ちゃん、凄い…」

「無修正のエロ動画ね。杏佳には厳しいかも…」

男性がゆっくりと女性の唇から口を離し、首筋から乳房へと舌を這わす…