この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第10章 スイート・ハネムーン
私達のテーブルは全面硝子のすぐそば、今は真っ暗で海は見えないけど、朝食時はキレイに熱海の海を一望出来そう。
テーブルを埋め尽くす料理は熱海の海の幸。
「この舩盛り・・・二人で全部食べ切れるかな?」
「とりあえず、まずはワインでカンパイだ。眞彩」
「うん」
柚希はワイングラスに白ワインを注いでくれた。
「眞彩・・・」
「何?柚希」
「これから色々とあると思うけど…よろしくな」
「こちらこそよろしく」
「二人の前途に祝してカンパイ!!」
私達はグラスを重ねてディナーを始めた。
「鯛から食べるのか…じゃ俺はハマチを頂く」
私は鯛、柚希はハマチの刺身を口に運んだ。
「食事中、申し訳御座いません。相馬先生」
一人の従業員が私達のテーブルに申し訳なさそうに来た。
「どうしました?支配人」
従業員ではなく、このホテルの支配人だった。
支配人は柚希が医者だと知っている様子。
「ロビーで心臓発作を起こしているお客様がおられまして、至急来て頂けますか?」
「分かりました」
柚希は箸をおき、立ち上がった。
「申し訳ない。眞彩。ちょっと行って来る」
私に一言断って、支配人と共にロビーに下りてしまった。
テーブルを埋め尽くす料理は熱海の海の幸。
「この舩盛り・・・二人で全部食べ切れるかな?」
「とりあえず、まずはワインでカンパイだ。眞彩」
「うん」
柚希はワイングラスに白ワインを注いでくれた。
「眞彩・・・」
「何?柚希」
「これから色々とあると思うけど…よろしくな」
「こちらこそよろしく」
「二人の前途に祝してカンパイ!!」
私達はグラスを重ねてディナーを始めた。
「鯛から食べるのか…じゃ俺はハマチを頂く」
私は鯛、柚希はハマチの刺身を口に運んだ。
「食事中、申し訳御座いません。相馬先生」
一人の従業員が私達のテーブルに申し訳なさそうに来た。
「どうしました?支配人」
従業員ではなく、このホテルの支配人だった。
支配人は柚希が医者だと知っている様子。
「ロビーで心臓発作を起こしているお客様がおられまして、至急来て頂けますか?」
「分かりました」
柚希は箸をおき、立ち上がった。
「申し訳ない。眞彩。ちょっと行って来る」
私に一言断って、支配人と共にロビーに下りてしまった。